コーヒーが登場する映画といえば
渋谷はちょっと雨が降ってきました。急に寒くなりましたね。ラーメンが美味しい季節です(という言い訳)。
はてさて、今日はタイトルの通りちょっと映画の話をしてみます。
みなさんは「コーヒー + 映画」といえば、何を思い浮かべるでしょうか?
すっごいベタにいくと「コーヒーアンドシガレッツ」、業界的には「film about coffee」や「美味しいコーヒーの真実」、最近だと「函館珈琲」というのをうちの近所でやってましたね(時間なくて結局観に行けず。。。)。
僕はというとですね、正直映画には詳しくないんですが、一作だけ強烈に印象に残っている作品があります。
自分のFBやTwitterではことあるごとについ紹介してしまうのですが、「ビル・カニンガム アンド ニューヨーク」というドキュメンタリー映画です。
これね。予告を見たときになんか気になっちゃって、普段なかなか行かない映画館に行って観たらむちゃくちゃ胸にささる作品でした。
とはいえ万人受けするかっていうと、ちょっと違うかなとは。
彼と同じファッション業界にいる人や、僕のように職人として生きているようなタイプの人間は、彼のストイックさや仕事に向かう誠実さ・真摯さにすごく胸を打たれるのではないかなと思います。
詳しくはこちらのティザーサイトにまとまってるので、よかったらご覧になって、気になった方はDVD買ってみてください。たぶんレンタルでは扱ってないと思うので。
で、彼が作中で語った言葉。
「コーヒーは安ければ安いほうがいい」
えー!?
コーヒーを生業としている身としては非常に悲しいコメントで、強烈に覚えています。笑
そうなんです。ビルさんは、とてもストイックで素晴らしい仕事をする反面、仕事以外のことには殆どこだわりが無いんです。
ニューヨークの”レジェンド”と讃えられ、ファッション業界の誰もが知っている存在、80歳を過ぎてなお精力的に写真を撮り続けた彼はいつも同じブルーの作業服に身を包み、とにかく安いコーヒーをすする。
なんか観たくなってきたでしょ?
残念ながら、ビルさんは今年の6月に亡くなってしまったのですが、生きていたら日本のコンビニのコーヒーを飲んでみてもらいたかったです。笑
秋の夜長は映画を楽しむのもいいかもしれませんね〜